皿Sは、取り皿やケーキ皿サイズなのですが
深さがあるものは1人前の煮物やサラダに使いやすいサイズです
モロッコの空港から10時間弱かかる陶器の町タムグルート
原始的な作り方で蹴ろくろで成形して登窯のような窯で焚きます
緑の釉薬が食事をより鮮やかに、美味しそうに見せてくれる器です
器の表面に小さな3つの突起があるタムグルートの器は
この突起は、重ねて焼く器に見られるもので
日本の作家の作品にも見ることができますが
重ねて焼く際、小さな粘土を丸めたものを3点置いて焼くことによって
器同士の釉薬がくっつかないようにする為です
タムグルートの器はかなり突起が出ていますが
私が自宅でヤスリをかけて怪我しないように角を丸めてあります
気になるようでしたら100番くらいのやすりをご自宅でかけてください
器の上部に丸いものが見えます(釉薬のガラス質の塊り)
伏せて重ねて焼くので釉薬の溜まりが上部につきます
最後の画像を参照ください
緑色のタムグルートのアンティークはヨーロッパでも人気があるので
現地でもかなり量が少なくなってきていて、さらに地震もあったりと
黄色や茶色の器も入手できる量が少なくなってきています
私はパリでこのタムグルートの器を扱っているギャラリーを何軒か見ましたが、めちゃくちゃ高くてびっくりしました
パリの人はお部屋に飾るそうです
ひじきや切り干し大根などの副菜を盛り付けると
地味で目立たないお料理を乗せるとわかりやすいのですが
お皿の緑色が目立たない副菜に色を与えてくれて
美味しそうに見えるます
お弁当に緑が入るとよく見えるのと同じ現象が
起きるのではないかと思っています
日本の土ものの作家さんの作品と合わせると雰囲気が出てかっこいいです
タムグルートの器をたまに日本で(ネットでも)見かけます
モロッコから買ってきただけだと、底を削っていないのでテーブルが傷つくイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが
まず我が家で中性洗剤でしっかり洗い
底スリをしてまた洗って天日干しをしています
安心して使ってください
私は自宅で電子レンジに入れませんが、食器洗い機には入れています
水抜けが悪いので、よく乾かしてから食器棚にしまっています
食事を盛り付けている画像はサイズ感と料理を盛り付けた時のイメージの参考にしてください
<size>
直径 / 17.8cm
高さ / 3.2cm